今回は「地域おこし協力隊というお仕事がどんなものなのか」という部分についてお伝えしたいと思います。
応募を検討されている方向けの記事になりますでしょうか。
自治体によって与えられる業務やその報酬に違いはありますが、大枠では同じような仕事になるはずです。
- 地域おこし協力隊へ応募を検討している人
ざっくりまとめれば、「地域のことをよく知るための仕事」をやっていくことになります。
もくじ
地域おこし協力隊という制度から見る、隊員の役割について
ところでこの制度、大層な名称がついていることによってプレッシャーを感じがちです。
- 地域を興せなかったらどうしよう…
- 地域住民と協力できなかったらどうしよう…
現役隊員も含め、いろんな悩みを抱えながら仕事をしています。
制度の本質を見極めて、協力隊員に与えられた役割を認識しましょう!
過去の記事が参考になると思いますので、リンクを貼っておきます。
地域おこし協力隊に応募する上で、何を目標にするべきなのかリンク先の内容をまとめると、「この制度はあくまで定住を促すものだから定住できれば目標達成だよ」という感じです。
なので極論ですが、地域から与えられたミッションを達成できなかったとしても、定住に結び付けられれば役割を果たしたことも同然となるのです。
安月給なのに高望みされても…という感じも正直あるので、出来ないものは出来ないと割り切りましょう。
どんな仕事がある?お仕事の具体例を紹介します。
執筆時点で募集のある自治体から、面白いなーと思ったものをいくつかピックアップしました。
興味のあるお仕事が見つかりましたら、同様の募集内容もあるかと思いますのでぜひ探してみることをオススメします!
- 小規模な自伐型林業で生計を立てるモデル
- 市が設置する公営塾の講師
- 地域に根差したデザイナー(未経験可)
- 自治体代表YouTuberとしての活躍
- 動画制作やSNSで自治体の魅力を発信
- 新規創業支援事業のアドバイザー
- 湖での遊びのプロとして活動
- ゼロからの酒造り
- 地域のエンジニアとしてプログラミング
- 移住、定住を支援するアドバイザー
- ジビエ加工を含めた林業の活性化
- 自治体CATVでの放送コンテンツ製作
- 日本一の伝統工芸の技術を継承する人材として募集
- 自分がやりたい事業に専念(起業型、提案型)
などなど…最近では、地方では今まで存在しえなかった具体的な業務での募集が増えてきた傾向です。
プログラマー(SE)職やデザイナー、映像クリエイター、インフルエンサーなどなど…そういった職業に興味があったり、実務経験を活かしたい人たちの地方就職先が拡充された、という感じで制度を活用しても面白いですね。
特に酒造りはいくつかの自治体で企画されており、個人では参入障壁の高い仕事のため、もともとやってみたかった人には打ってつけの募集だと思っています!私もやってみたかった(笑)
ちなみに私は「自分がやりたい事業に専念(起業型)」で活動しています。
自由度が高く、自ら目標を定めて行動できる人には打ってつけな任用形態と思ってます。
※募集情報を調べたい場合はコチラの移住・交流推進機構(JOIN)がオススメ!
地域おこし協力隊員の仕事は、自治体によって全然違う!
この記事を読んでくれている方は「どんなお仕事なのかな…」と興味がある方だと思うのですが、残念ながら自治体によって全然違うお仕事をしているのが現状です。
募集の中で、自分が気になる職種&待遇で募集のある自治体を見つけ出し、地域性や物理的距離から絞り込んで応募を検討していった方がいいと思います。
現在の仕事での実務経験を活かすもよし、全く新しい業種に飛び込んでみるもよし。
ひとまず、「このくらいの距離なら移住してみてもいいかな~」と思える地域に限定してどんな募集があるかどうかを調べてみてはいかがでしょうか。
自治体選びの参考になりそうな記事はコチラ!
↓ ↓
自治体選びには気をつけろ!地域おこし協力隊に応募する際の注意点
やることは違えど、協力隊員が大切にしなくてはならない気構えとは
結局「自治体それぞれやることはバラバラだよ」みたいな結果になってしまって恐縮ですが、唯一どんな自治体でも共通していることがあります。
それは地域とのつながりを大切にすること。
普通に企業に就職することと違い、地域おこし協力隊としての業務では地域住民との交流地域の公共団体との接触機会が圧倒的に多くなります。
冒頭で、「協力隊の唯一の役割は定住すること」と紹介した部分と繋がってくるのですが、自分が興味を持った自治体であればなおさら、定住できることに越したことはありません。
そのため、地域住民や地域の団体、企業などとの関係を良くしていく意識が必要になるのかなと感じています。
このあたりが普通のお仕事と違う、特殊なところ。
なので、面識のない人とコミュニケーションが円滑に取れる素養があるとなおベターなお仕事と言えます。
【まとめ】難しくは無いけど、地域と密なコミュニケーションを要求される特殊なお仕事!
最近の募集傾向からみても、今後はもっともっと、これまで地方には存在しなかった新しい職種での募集が増えてくることと思います。
地方への移住を検討している方で、自分の能力を活かせる職種で採用になれば、きっと楽しい3年間を送れます!
まずはどんな興味のある職種があるかどうか調べてみるだけでも楽しいですよ!
この記事が情報収集のタネになりましたら幸いです。
「みんな気になるお給料のお話」はこちらでしています!
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