副業禁止の会社に勤めてても副業やっちゃっていいのか問題

経団連の会長でもある、日本企業No1のトヨタ会長より「終身雇用は正直もうオワコン」と声明が発表されて久しい今日ですが、みなさま対策していらっしゃいますでしょうか。

何を隠そう私はそれが発表される前に上場企業勤めから退職してフリーの身になっているので「あーやっぱりそんな動きなんだなあ社会は」と思いました。

今回のタイトルにした「副業」というテーマですが、私も在職中はこの副業でよく悩んだものです。

こちらのページにたどり着いた方は副業してみたいなあってぼんやりでも考えてる方だと思うので、助けになりますように。

結論先に書いちゃいますけど、やっちゃえやっちゃえ!

あっちこっちで社員にならなきゃ大丈夫!
こんな人向けの記事です!
  1. 副収入を得たい人
  2. 副業に興味がある人
  3. 現在起業の準備中の人
  4. 将来的に起業を考えている人

※公務員の方は法律で強く制限されているので完全に自己責任でお願いします!

そもそも「副業禁止」という制約は労働基準法で禁止されている

参考 就業規則で定めた兼業禁止を守らない社員を解雇できますか?人事のミカタ

コチラの解説がわかりやすいかと思います。

そもそも、日本における最強のルールブックである日本国憲法の中に「職業選択の自由」という条項があります。

そのため、基本的に副業禁止っていうのは、会社が勝手に定めているルールになるので法的拘束力は無いはずなのです。

しかし「法律では大丈夫だからいくらでもやればいいよ」っていうわけにもいかない…。

  • 副業のために遅刻や欠勤が多くなったと判断される場合
  • 競合する他社でのアルバイト会社固有の技術を流出している場合
  • 会社の名前や名刺を使って副業を行なう場合
  • 違法な仕事等(反社会勢力での事業、風俗関連など)

兼業、副業が発覚した時に、上記に当てはまる場合は懲戒処分に処されても文句は言えません。

副業を禁止とする会社側の言い分としては「勤務時間は与えられた役割を確実に全うする義務がある、だから副業なんてしていたら与えた仕事が満足に達成されない」という理由での禁止にしているのです。まあごもっとも。

ですので、本業に支障をきたさなければ可能であるということです。

そんな中でも避けた方がいいタイプの副業

しっかりとした雇用契約を結ぶ副業、いわゆる「兼業」という形式ですが、こちらは法的にかなり厄介なことになります。

雇用保険をかけるにあたって、労働時間は通算しなければならないため、黙ってやった時に会社に迷惑をかけます。

そしてその責任の所在は?となった時に
「勝手にやったやつが悪いんだ、責任を取れ」なんて流れになるのは目に見えています。

また、年間の所得によって変わってくる所得税、住民税関係の手続きが非常に煩雑になります。

関係各所に事前に相談して、しっかり制度化しながら調整できるのであれば問題ありませんが、そんな円満副業は事実上あり得ないと思います。

私が社長だったらすごく渋い顔します。ムッ!ってなる多分。

会社に黙ってやれる副業は、空き時間でできる個人事業的な仕事全般

依頼者からイチ個人として仕事を請ける形式であれば問題ありません。
(問題ないとはいっても、収益が上がったからには税制上の申告が必要です)

自分の得意を生かして文章を書いたり、イラストを描いたり、デザインをしてみたりしてお金を稼ぐことは許容範囲です。

クラウドワークスやランサーズなどのサービスはこうした副業ニーズにも合っていて、規模を拡大しています。
クラウドワークス→ https://crowdworks.co.jp/
ランサーズ→ https://www.lancers.jp/

また、ブログで収益をあげたり株式投資、為替取引で利益を上げたり、という方法もあります。

※会社にバレないの?という点ですが、確定申告時に住民税の納付方法を「自分で納付」とすれば100%バレません。自分で言いふらしたりしない限りは。

【経験談】兼業の投資はホントに勉強する気持ちがなければお勧めしません!

私も甘々な気持ちで手を出しましたが、1年でMAX200万円ほど溶かした経験があります。

サラリーマンしながら投資でカンタンに儲けようと思うと絶対失敗するって話

しかもその期間、株価が気になって気になって本業の勤務時間中もドキドキハラハラしていました。

向き不向きがあるかとは思いますが、最初から財を成せるほど甘い世界ではないので、手堅く請け負う形式の副業をした方が自分の能力向上にもなるのでオススメです。

安易な投資、ダメゼッタイ。

当たり前にお金が増えるもんだと思っちゃう不思議…

でも会社にバレたら?発覚するほど稼いでから心配しましょう!

そもそも副業で利益を上げるのってなかなかハードル高いんです。

なので、別に気負わずとりあえずチャレンジしちゃっていいと思います。

会社にバレるようなことがある時って多分、副業の収益が本業の給与とどっこいになっているかそれ以上になってる時です。

その時に、退職するも折り合いを付けるも悩んでみればいいです。

昔読んだ本の中で「稼ぐ前に節税のこと考えてるから稼げないんだ、まずは節税したくなるくらいの金額を稼ぐところがスタート」って書いてました。

今思えば全く持ってこの通りだなあ…。(自戒)

世の中の流れとして、自分を高めない社員は真っ先に切られていくことになる

終身雇用の終焉には、こうした裏が見え隠れしているように思います。

日本の企業は良くも悪くも社員に優しいので、一度入社してしまえばコッチのもんなんですよね。

いくら仕事できなくても使えなくても、昇進しないだけでクビになることはないんですから。

そうした安心安定の社会が作り出した悪しき風習によって、スキルアップをしないゾンビ社員が増え、会社のお荷物になっているのです。

誰の目からみてもバリッバリに稼ぎ出している若手のホープより、定年間際でヤフーニュース見てるだけのおじいちゃん社員の方が給料高かったりするのが日本の企業です。

私が退職した理由もこのあたりです。
ちょっと納得できなかったですね。

年功序列制度の廃止と、終身雇用制度の終焉によって、輝く人材はより輝きを放ち、向上心のない人は身分相応の仕事・給料になっていく……

そんな未来がなんとなく見えるような、見えないような。

副業したいとメラメラしてるのはとてもいいことです。胸を張っていいと思います。

ガンガン稼いで、ガンガン能力を身に着けましょう!



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