実際にやりたい業種や家族構成など、状況によってずいぶん変わるでしょうけども、具体的な金額がいくらなのか知りたいのが人間ってもんです。
そこで、世間の新規開業者がどのくらいの元手でスタートしているのか。
そして、参考になればと思って自分のことも公開!
私が未経験分野での起業に踏み切った時の貯金額と、その根拠についても紹介いたします!
※ちなみに専業主婦の妻と子供1人、三人家族状態で辞めてます。
- 地域おこし協力隊に応募を検討している人
- 地域おこし協力隊制度に興味がある人
- 現役隊員で、起業を検討している人
- 現在起業の準備中の人
- 将来的に起業を考えている人
もくじ
世間的な開業資金の平均値はだいたい1000万円程度のよう
年々減少傾向にありますが…それでも1000万円貯めて起業に踏み切るのが平均みたいです。すごいな1000万。1000万はすごい。
年齢層は40代が多くなってくるみたいなので、貯蓄もそれなりに貯まってから決心する…という感じでしょうか。
しかしこれはあくまで全体の参考値。
1000万円あれば絶対に失敗しないというワケでもないし、50万円で成功するかもしれません。
想定している業態によってもかかる開業費は様々です。
店舗を建てて飲食店を始める場合は2~3000万円ほどかかると言われていますし、資格を取って士業を始める場合は数十万円で独立できたり、本当にいろいろです。
私が退職に踏み切った時の貯金額は600万円!
この通り、600万円です。退職金も含んでいます。
確か27歳になる年に辞めたのですが、歳の割にはかなり貯めたもんだと思います。ありがたや…
「将来起業するんや!」と入社する前からメラメラしてたので、一切無駄使いせず、倹約を心がけていたことと、やはり務めた企業が大きくて給与がしっかりしてたのが大きかったです。
場合によっては昼夜を問わず休まずに動かなければなかったりして過酷な仕事ではありましたが、その分ずいぶんもらっていたものです。
さて、本題へ戻りますが、なぜこの金額で退職に踏み切ったのかをお伝えいたします。
計算上二年分の生活費を担保したかったから
退職してからどこにも勤めず、ゼロから起業するんだと息巻いていた私。
なので、無収入期間は相当長いものになると覚悟していました。
「最低でも1年…軌道に乗るまでもう少しかかるとして、1年半分の生活費は確実に手元に欲しい!」との思いからこの金額になっています。
我が家の生活費も算出根拠として提示しますと、
家賃 | ¥50,000 |
駐車場代 | ¥0 |
水道光熱費 | ¥16,000 |
保険料 | ¥45,000 |
通信料(家族すべて) | ¥10,000 |
有料会員費 | ¥9,000 |
交通費 | ¥10,000 |
食費 | ¥50,000 |
交際費 | ¥10,000 |
雑費 | ¥60,000 |
レジャー費 | ¥5,000 |
子供用品 | ¥15,000 |
【合計】=280,000円
こんな感じです。
地方だと戸建てでも5万円ポッキリ!
この合計額から上振れして、1か月30万円だと仮定して計算しました。
※退職後は保険料や各種税金もしっかり見込んでおく必要があります。
ちなみにこの数字ですが、年間平均で我が家の収支からしっかりデータ取ったものです。
なのでできるだけ正確な数字が出るように日頃から管理しておくと予想が立てやすいですよ。
月々の出費を管理して、自分が1ヶ月いくらあれば生きていけるか管理してみよう起業を志す者として、こうしたお金の管理は日頃からしっかりしておきたいもの。
さて、一か月30万円で18か月生活出来る分なので、
私に必要な貯蓄は30万×18=540万円が最低ライン。
それから次年度分の住民税として50万円、起業の初期費用として10万円。
合計600万円というわけです。
起業するからには失敗したくない
そもそも起業における失敗とは何か、といえば、収益が軌道に乗る前に手元資金が底を突くこと…いわゆる「資金ショート」というやつです。
そうならないためには、まとまった生活費がなによりも必須であり、借金せず自己資金でやれれば、貯金が底を突いたとしても再就職するだけで人生のやり直しが効くと考えました。
我が家は三人家族なので、単身者であればもっともっと切り詰めていけると思います。
しかし家族を持っていることは「起業の夢を応援してくれている家族に報いるためにも1年半で結果を出すぞ!」とモチベーションを維持する助けにもなりましたよ。
必要な貯金は状況によって変わるけど、最低でも半年分は絶対あった方がいい
お金というものはあればあるだけあった方が安心ですが、なかなかそうはいきません。
自分の手持ちでできることを考えて工夫すれば元手がゼロでも儲かるし、逆に何も考えていなければいくらお金を使っても儲かりません。
そして生活するためには最低限の貯蓄が必要になります。
退職してすぐに就職を考えている場合は無職期間が短いでしょうから2~3か月分でもいいかもしれませんが、今後についてじっくり考え、腰を据えてやりたい場合は最低でも6か月分は無いと精神的にもキツイと思います。
家族持ちなら最低でも200万円くらいは…。
単身者なら50~60万でもやりようによってはなんとかなるかな…?
私のように、全くの未経験分野で起業する場合など、いつ花が咲くのがわからない場合はあればあっただけ安心できます。
成功につなげるためにも、まずは貯めるもの貯めておきましょう!
それから、事前に手元に置いておきたい資金についても本当に人それぞれなので、自分がいくら必要なのかというのを算定しておくことも必要です。
起業時の初期投資はかけるべきか?私は最小限に抑えました。 自分が用意すべき「創業資金」はいくら必要なのか、しっかり計算しよう
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