宅地建物取引士、通称「宅建」には厳格な受験資格がありません。
未経験でも取得できる間口の広さと、いろんな業界で潰しの効く特性から大変人気が高い資格です。
三か月ガチれば十分合格できる程度の難易度なのも魅力です!
↓実際に三か月で合格するまでの話↓
![](https://niwaniwa.info/wp-content/uploads/2020/02/takkenn-1-520x300.jpg)
ところが、試験を受験するところまでは誰でもいいんですが、実際に免状を交付してもらおうとすると「実務経験が二年必要です!」と突っぱねられてしまうんです。
いやいや…不動産業界に勤めてない限り二年の実務経験は無理やろ…
当然そう考えるわけですが、この辺は業界もニーズを把握していて、「登録実務講習を受講することによって同等の実務経験に代用できる」としています。
この登録実務講習、なかなかネットに情報が落っこちてなかったので自分の経験を元にあれやこれや書いておきます。
- 実務経験は無いけど宅建士資格が欲しい人
- 宅建士試験に合格したけど実務経験が無い人
- 不動産関係に転職を目指している人
- 登録実務講習に備えて勉強するべきか迷っている人
結論から言うと、「不動産業務における基本的な仕事の考え方、お客さんとのやりとりを形体化したカリキュラム」を受けることになります。
ちなみに受講は隔週で二日間だけ(不動産業界の定休が基本水曜日らしく、二週連続で水曜日に受ける)でした。
勘のいい人はなんとなく気づいちゃうかと思うのですが、「え?二年の実務が二日間だけ?」って感じですね。うーん、驚き。
もくじ
登録実務講習の費用は20000円ちょっと
宅建協会もここを収益源としたいらしく、受講先によって異なりますが20000円前後が相場のよう。協会にずいぶん入るんでしょうね…(ゲス顔)
資格教育事業者もウハウハでは…?
他にも、お住まいの地区で運よく開催されていればいいですが、遠方まで足を延ばさなければならない場合は交通費なども別途かかることになります。
だいたい、各県の各都市、期日をずらしての開催となるので「出来る限り早く受けたい!」という場合ですと遠くまで行かなきゃならない可能性が大です。
ちなみに、私の場合は日建学院でインターネット申し込み。22000円でした。
近所でもやってるのかな?
こればかりはご自分で検索していただくのが一番かと…お役に立てず申し訳ありません。
「宅建 登録実務講習」で調べればだいたい出てきます。
だいたい、県庁所在地他、各県主要都市で時期をずらして実施されております。
教育大手の講習であればおおよそどの県でも定期的に実施されているはずですので、近所の開催日時の口座に申し込みをしましょう。
講習自体は宅建試験の合否が判明するあたり、だいたい年はじめの1~2月に集中しているようです。
申し込みが完了するとテキストが送られてくる
料金の支払いと受講の申し込みが完了すると、後日テキストが送られてきます。
私が申し込みをした日建学院では二冊来ました。
そして同封の書類の中に、「しっかりと事前学習を行ってください」と書いてあるのでちょっとドキドキします。
![](https://niwaniwa.info/wp-content/uploads/2020/02/テキスト.jpg)
テキスト一式。まあまあしっかりしてる。
修了試験まで実施されるみたいだけど…どのくらい勉強しておけばいいの?
ちょっと不安だなって方は、「宅建 登録実務講習 難易度」とかって調べているのではないでしょうか。
知恵袋なんかでよくスレッド立てられてるのは見てましたが、なかなか参考にならず苦労した覚えがあります。
ということで、私も情報提供者の一人として、参考になる考えをここに置いておきます。
事前学習は無しでも大丈夫。修了試験も対策無しで問題なし。
ちょっと無責任な感じもしますが、そもそも講習で何やるの?って話です。
結局、この事前に配られたテキストの内容をかいつまんで説明されるだけでした。
要するに、しっかり学習していったとしても同じ内容を講師から説明されるだけ。
なのでやる意味なしです。
私ちょっと心配性なので3時間くらいは学習時間取ったんですけど、「あーあれ無駄だったな」と心底思いましたね。
講義の進みもかなり余裕もって設定してあるので、講義のスキマ時間もたくさんあります。その時間でテキスト丸々読み込めます。余裕のよっちゃん。
それから、登録実務講習における修了試験ですが、こちらも対策は不要かと。
なぜかといえば、答えがまるまる書いてあるテキストの持ち込みが許可されているから。
当日配布されるテキストもあるんですが、そっちメインで学習することになるんです。
そのテキストの裏の方に、模範解答が親切~~に書いてあります。
基本的に講習の内容がそのまま出るので、答えはほぼこの中にあります。
そして講習あるあるですが、講師が「ここは特に大事ですね~試験にも出るかもしれませんね~断言できませんが重要です~」なんて、出題をほのめかしまくります。メチャメチャ親切……。
こんな感じなので、事前対策はホントにやんなくていいと私は思いますね。
授業中居眠りしても要領よければ最悪何とかなるとは思いますが、そこは最低限しっかり聞いておきましょうね。一応20000円分は聞いておかないと!
講習自体に意味はなかったかも…?
受講が終わってから、私が率直に思った感想は「あ~クソみてえな時間だったな~」ってのが正直なところでした。
講習受けた建物を出てから背伸びしながらこう思いましたね。
講習自体は「20000円ももらったからそれっぽいことはしておかなくちゃねー」っていう、会社側の思惑を感じる内容です。なかなかボロい商売をおやりになっておられる。
しかし!もらったテキストに関しては有用な資料になり得ます。
未経験でもなんとなく仕事内容がつかめるような、優れたコンテンツになってました。
契約書の書き方とか、実地調査の仕方とか、契約全体の進め方なんかが流れで書いてあって充実してます。
業界未経験者に実務経験相当の知識を入れるためにはまずまず納得感のある内容です。
なので、2年分の実務期間とテキスト代に20000円支払ったんだと思えばよろしいのでは。
修了試験合格後、1ヶ月くらいで証書が届く
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そうそう落ちないとのうわさ。
デデン。こんな紙が手元に届きます。
これと、宅建試験の合格証書を合わせて提出、申請することによって免状交付がされるということになります。
私はまだ要らないかなーという判断でそこまでには至ってないので、書けるのはここまでです…最後までサポートできず申し訳ありません!
試験合格後から一年以上経過している場合はさらに別途「法定講習」の受講が必要
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こちらの教育は県の宅建協会が主催している教育になります。
2~3か月にいっぺんぐらいでやってる感じです。
なので、免状まで取得しておきたい人は試験合格後から1年がたってしまうとデメリットが多いかも。可能な限り速やかに免状発行までたどり着きましょう!
20000円で実務経験2年分を買おう!
登録実務講習って、なんかそんな感じです。
あきらめてお金を払って、権利を買いましょう!(笑)
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