「地方には仕事が無い」は本当か?まあ確かに、無いっちゃ無い…かも…?

「地方には仕事が無い」

今回は、他の地域おこし協力隊員や移住を経験した方がしきりに発信しているこの内容について、私の考えを書いてみます。

いやまあ、確かにぶっちゃけると「条件のいい仕事はない」ですよね。

私がフリーとしてやってる「グラフィックデザイナー」とか「webデザイナー」とかっていう業種も、都会なら当たり前に求人が出てるんですが…

地方ではぜんぜんヒットしてきません。

一応、それ専門の事業所はいくつかあるんですが、求人を出してないって感じ。

デザイン業のみならず、全業種でこんな雰囲気があります。

これは地方全般に共通する話でしょう。

ちょこっとまとめます。

こんな人向けの記事です!
  1. 地方への移住を検討している人
  2. 地元に帰って暮らしたい人

暮らしていくには十分に生活できる収入が必要だもんなあ…

仕事が無いわけではない。条件の良い仕事が無いだけ。

地方はどうしても「賃金が安い」という大前提の問題があります。

都市部から地方へ移住する場合、どうしても今と同程度の水準の待遇を希望したくなるために条件に合う仕事なんて見つからない…

これが、「地方には仕事が無い」の本質。

今までやってきた仕事を活かせるお仕事自体はあるんです…
ただ、県の定める最低賃金レベルの待遇が基本になっちゃう。

そんなんわかったら来たくないですよね?

という、一連の流れを経験した人たちが口にする「仕事がない」というセリフなのです。

説得力抜群です…

求人情報の実例はどんなもんなのか?

ぶっちゃけ、メチャンコ安いです。

地方では20万円を超える月収は資格持ちか特殊な実務経験持ちしか応募できません。

「正社員」という待遇につられてしまいがちですが、それでも都心の方から来る人は20万円を切る月収に辟易してしまいそう。

これがハローワークで実際に掲載されている求人情報です。
特に金額の低いものだけ載せてる、とかそんなんじゃなくて、だいたいこんな求人しかないんです、ホント。

16万円台…
14万円台…!
じゅ、13万円台だと…!?

地方だとだいたいどこもこんな感じのハズ。
こんなに安いと正社員であるメリットもほぼ感じませんね…バイト掛け持ちした方がまだ稼げそう。

これでは「地方良いとこ、移住においで」なんて、口が裂けても言えません…

月収14万円だったとして、控除されて手取り12万くらい…
家賃が4.5万円で他固定費に3万円、食費が4万円で…あ、もう使い切っちゃった!?

だから移住してくる人は起業しちゃう人が多かったりする

このような雇われの実態に困り果て、それでも地方に住みたい!というありがたい方々は「起業・独立」という選択肢を取る場合が多いように感じます。

確かに、雇われて働いて一ヶ月頑張っても15~6万円だったとしたら、都会で培った技術・技能を活用すれば稼ぎ出せそうな感じもしなくもない。

「自分で仕事を作っちゃおう」というムーブメント。

その選択肢を選び取ることができれば、「地方に仕事は無い」という状況も一変。

自分で仕事を作ることができれば、なんだって出来るようになります。

求人情報として載ってない企業を調べて応募する方法も

インターネット上で求人情報を出していないだけで、戦力になる人がいれば採用したいという経営者は多いです。

例えばデザイン業での経験があれば、数か所点在しているデザイン事務所の問い合わせフォームから聞いてみたり。

ライターとして執筆経験があるなら地域媒体を発行しているメディアに問い合わせてみたり。

自分が経験してきている技能は、やはり特別な経験値があるハズなので、その経験を活かせる仕事を自ら開拓することで、地域水準よりは高い条件で採用してもらえるかもしれません。

転職の効果的な方法は、意外にも「企業への直接アプローチ」と言われています。

求人票を出していなくても、ダメもとで突っ込んでみるのもアリだと思います。

私の友人が一人、その方法で内定を勝ち取っていました(笑)

【まとめ】「仕事?選ばなきゃあるんだよ!」という記事にしたかったけどできなかった…

書いている内に、下調べしている内に、「おいおい…マジで良い仕事ないやんけ」となってしまった私なのでした…。

件数自体はかなりの数があるので、選ばなければすぐにでも働くことが可能なんだとは思うのですが、やはり少しでもいい条件で働きたいもの。

仕事の件数の話ではなく、自分が納得できる条件があるかどうかですよね…。

ということで、こんな感じです。

安い給料なのは甘んじて受け、個人で仕事を請けたりネット副業したりしながら収入の柱を増やしていくのが、これからの働き方なのかもしれませんね。

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