私はいろんなアイディアを出しては捨て、出しては捨て…なんてことをしていたんですが、なぜ捨てれたかといえば、しっかりビジネスモデルごとに分析して収益化に成功できるかどうかを判断できたからだと思います。
↓起業前に考えたくだらないアイディアの一部はこちら↓
「渾身の起業のアイディア」は一つじゃ足りない!もっとたくさん出すべし!自分が考えた渾身のアイディアってなんかわからないけど自信があって、なかなか否定できないもんです。
でもビジネスをやる以上、数字を出さなければただのお遊びになってしまいます。
私は起業を夢見て準備している期間(私の場合は入社直後からでしたが)は常に経営に関しての勉強を続けてきていたので、それが少しは役に立ったのかなと感じました。
- 地域おこし協力隊員で、起業を検討している人
- 現在起業の準備中の人
- 将来的に起業を考えている人
もくじ
やりたいそのビジネス、そもそもニーズがあるのか?
自分がやってみたいビジネスがあるとして「それは自分がやりたいだけのビジネスではないのか」ということを考えてみることが第一歩目だと私は考えています。
マーケティングの世界ではこの辺は
マーケットインorプロダクトアウト
と語られる部分でしょうか。
商品を出したから売れるほど、世の中甘くないんですよね…
最近痛いほど感じております。
自分が先に、目標の商品を作ってから売ろうとするのをプロダクトアウトと言います。
売るための商品が無ければ商売が始まらないのでわからないでもないですが、その商品に、予備知識が全くなかった人も「欲しい!」と感じる魅力があるかどうかにかかっています。
また、代替品が多数存在する場合は、比較検討の上に選ばれる要素も用意しておかなければなりません。それだけの魅力ある商品は、個人での起業ではなかなか用意できるものでは無いのではないでしょうか。
なので基本はマーケットイン。
世の中にある潜在的な需要・ニーズを叶える画期的な商品は、認知さえされれば普及させられるチャンスがあります。
自分が「こんなサービスがあったらいいのに…」というのは割と潜在ニーズなのでマーケットイン視線。
いわゆるユーザー起業ってやつですね。
そのサービスを欲しいと思っている人が多ければ多いほど、成功する率は上がります。
成功の仕方も様々ですが、元々のパイの大きさが大きいほど自分に当たるかもしれない割合も大きくなります。
ニッチ戦略で限られた需要を総取りする戦略も無くは無いでしょうけど、ニッチすぎても存在を知られづらいので難しいところです。
自分が起業するために作り出そうとしている商品ニーズをしっかりと分析しておきましょう。
収益性は担保できるのか
えば5000円で仕入れた商品が6000円で売れたとします。
この時の粗利はいくらでしょう?1000円ですね。
では、500円で仕入れた商品が1500円で売れたときは?
こちらも粗利ベースでは同じ1000円が利益として出せることになります。
ところが利益率にして換算すると20%と200%の違いになります。
これは商売するうえではとんでもなく大きな差。
薄利多売のビジネスモデルを選択するには、個人の資本では無理があります。
大手の物量作戦には全く叶わないためです。
大手が利益5円の商品を1000万個売って5000万円の利益を上げることができても、個人では1万個も売ることができないでしょう。
同じ5円の利益で勝負しようとしても、たった5万円にしかならないのです。
なので、個人規模のビジネスでは、価格による競争は基本的に考えてはいけないのです。
個人で商売をする以上、大手には出せない独自性で勝負するしかありません。
例えば物販でやっていくにしても、アフターフォローを綿密にするとか、購入前に試せるとか、実際に使ってみての感想を教えてくれるとか。
そうした差別化ポントが用意できれば、価格以外の部分で選ばれるようになるでしょう。
ビジネスでは利益が乗らなければ話にならない
始めたての頃は何もわからない中で手探り状態なのでイマイチピンとこないものですが、利益が乗らなければビジネスとは言えません。
これはいつぞやの自分にも投げかけたい言葉ですが…。
「仕入れがいくらで、販売がいくらで、かかる経費がいくらで…」という利益計算は、起業準備段階からしっかりとやっておかなくてはなりません。
自分が参集しようとしてるマーケットの相場を検索して調べておきましょう。
固定費を可能な限り抑えることも必要
ビジネスを継続していくうえでは収益を上げることももちろん大切ですが、個人事業においては特に、毎月何もしなくても出ていくお金を減らすことが大切です。
店舗を構えるのであれば家賃+光熱費が。
人を雇うのであれば給与が。
ネット回線や電話料金なども。
削れるものは削って、必要最低限の固定費でビジネスを回していくべきだと私は考えています。
お金は使おうと思えばいくらでも使えてしまうもの。
毎月の運転資金を月に5万円減らすことができれば、1年運営できたとして60万円もの経費削減につながるのです。
手元資金に限りがある場合はなおさら、その月数万円の固定費が資金を圧迫することになります。
必要最低限の対策は立てておかなければ、存続は危うい
自分の夢である起業を叶えられるかどうかは自分次第ですが、その夢を叶えられた場合は、今度は事業を継続していくことに心血を注がなくてはなりません。
準備段階でそのあたりをしっかり考えることができていれば、事業に集中して取り組めることでしょう。
起業してからあれやこれや悩んでいると、収益を上げるための活動以外の部分に足を取られてうまく軌道に乗せることができないかもしれません。
会社経営に関する書籍や体験談など、スキマ時間を活用して勉強しておきましょう!
コメントを残す