悪い出来事は続くのか?一ヶ月で2台廃車にした話

地方では車がないと生活が成り立たないため、毎日車に乗るって人がかなりの数存在しています。
私もご多分に漏れずその一人。

車を運転するとき、切っても切れないリスクの内のひとつが交通事故です。

私はこの交通事故を、1ヶ月の間で2回立て続けに起こしたことがあります…

悪い出来事は立て続けに起こったりするものですが、これほどとは、と落胆したことをよく覚えています。

ちなみに2件とも相手がある事故でした。本当に申し訳ない…

まず1度目の事故発生前、彼女にフラれる

悪いことの一発目がこれでした。
まあ事前にだいたい男作られてる気配はしていたんですけどね、いざ実際に別れを切り出されると辛いものです。

↓浮気されて別れた時の話はコレ↓

どんな理由があろうとも、一度浮気・不倫したヤツには一切の情状酌量の余地もないという話

言い訳になるんでしょうけど、少なからず放心状態期間があったと思います。
そして、1度目の事故が発生します。

前方不注意で、停車していることに気が付かず追突

ええ、完全に10:0です、本当に申し訳ありませんでした。

走行中に助手席の荷物が崩れてしまって、直そうと目を切った時にはもう時すでに遅し。
前の車両がいつの間にか止まっていて、衝突の衝撃でぶつかったことに気が付いたのです。

一瞬何が起こったのかわからないんですが、前方の状況を見て、嫌でも状況を理解することになります。

「ああ、やってしまったんだ」と。

この時は発生させた場所も極めて悪く、地域にかかる大きな橋の上での事故でした。
私の車両も相手方の車両も既に走行不可能のため、警察到着まで橋が通行止め状態になってしまいました。
(警察到着後も片側ずつ流してただけですけど)

車から降りるとき、ドアが歪んでいたのかすごい音立てて開いたのをよく覚えています。

相手方の体調は幸い大きな怪我もなかった

相手は65歳のおじいちゃんでした。
体調をうかがうと、多少首の痛みがあるものの気分が悪いとかはありませんでした。

「どこ見てたんだい」と詰め寄られ叱責されましたが、途中からは「やってしまったもんは仕方がない、ちゃんとやることやろう」と協力してくれるようになりました。
本当に頭が上がりませんでした…

警察が到着するまで15分くらいありましたが、その間にお互いで保険会社に連絡して、当事者同士連絡先を交換。

警察が到着してからも、連絡先を書けるテンプレートが記載されたメモ用紙を渡され、お互い交換するように促されました。さすが事故処理のプロ、警察。

双方の車が動かないため、現地で状況調書をとることに

車が動く場合は警察署に移動して聞き取りされるみたいなんですが、今回は移動不可だったため、現地で免許証確認や事故状況の確認をされました。

レッカー車も保険会社を通じて手配してもらったのですが、この時の時間が19時くらいだったのでなかなか来ず…
結局連絡してから40分後くらいで到着。

警察も、橋の上で動かない車をほったらかすわけにもいかず、レッカー移動完了まで交通誘導を行ってくれました。

事故発生から撤収までは1時間半くらい。時間的には早かったけど…

これが初めて起こした事故だったので、思いのほか早く終わるんだなあと感じたのが率直な感想でした。

でも当時は行き交う車両から向けられる視線や相手方への申し訳なさ、警察に対する委縮などで途轍もなく長い時間のように感じるものです。

そして車はレッカー移動されたので、歩いて家まで帰ることに。

幸い、おうちまで歩いて30分くらいの場所だったのでタクシー等も呼ばずに帰ることができました。

ここでびっくりしたのは、自分の車両から破損して道路に散らばった部品なんかは持ち帰らせられるということ。

エンブレムのくっついたフロントグリルやウインカーレンズなんかを紙袋に入れられて「はいどうぞ」と渡されました。

あ、そういうシステムなんだ…。

交通事故のその後で大変だったこと

事故は処理が終わればすべてが終了、というわけにもいかず、その後もいろいろ対応があるもの。

ざっくり分けると、

  • 行政処分関係
  • 保険関係
  • 車両関係

で対応が必要になります。

①交通事故の加害者としての行政処分

こちらは過失の程度や相手方の怪我の状況などによって処分が変わってくるのでなんとも言えませんが、私の場合は8点減点、30日の免停処分に至りました。

そうなった原因は、「相手方が病院に行く日が事故発生日よりも遅くなった」こと。

怪我の程度が「治療期間15日未満だと5点」なので、他に違反等が無ければ特に処分はありません。

そして、いわゆるむち打ちの症状を病院が診断する場合は全治2週間で診断書を書きます。

つまり、事故当日に病院に行ってもらえれば全治14日で免停には至らず、後日の診断になると診断日から2週間で出されるので全治15日以上と判断され、合計8点で免停となるワケです。

事故発生時はできるだけその日の内に病院に行こう&行ってもらおう!

事故発生から2週間くらいで出頭命令(?)が届き、免許センターに赴いて免停処理と講習を受けることとなります。
(講習を受けることによって免停期間は1日に減じられる)

大変なのは、手続きを受けた日から免停になるので車で行っちゃだめだよってところ。

車社会の田舎ではこれがなかなか大変…とはいえ加害者なので、その程度のことで不平不満を漏らす立場ではありません。タクシーで往復することになります。

罰金も来るのか…?と思ってましたが、罰金はありませんでした。
イマイチ境目がわかりませんね。

②自動車保険の使用や相手との交渉の手続き

基本的には保険会社の担当が間に入って相手方と交渉をしてくれます。
二週間に一回くらいの頻度で、相手方の体調の具合や進捗状況を報告してくれて、安心感がありました。
(代理店によるのかな)

これはだいたいお任せになるので、特に自分で何かするってことはありませんでした。

保険金請求のための書類を書いたように思いますが、正確に覚えていないため不明です…

あと、相手方にお詫びの箱菓子と手紙を郵送しました。訪問するまでの度胸はなかった…

③事故車両の処理、次の車の手配

これがなかなか大変でした。
車社会なので車がないと仕事に行くにも買い物にいくにも不便な地方。

修理期間中に乗り出しできる車を手配しなくてはいけません。

そこで保険会社の「レンタカー代補填サービス」を活用することとなります。
1ヶ月が限度ですが、借りることができました。めっちゃ助かる…

事故を起こした車に関しては、修理見積も出してもらいましたけど車両評価額を上回る修理費用がかかる(いわゆる全損)らしく、やむなく廃車にすることに。

となると、レンタカーを借りている期間で、次に乗る車を購入する手筈を整えることなります。
幸いディーラー側で「車を購入していただけるのであれば…」と台車を出してもらえるようになり、レンタカーは早めに返却できました。

高い車にすればきっと気を付けるよね…とよくわからん理論で、新車のトヨタ アリオンを購入することにしました。
この時確か22歳だったかな?年からしたらかなり渋い選択でした(笑)

でも今でもいい車だったなと思います。高級感もあって乗り心地もよくて…脱線しそうなのでやめときます。

【1台目】全部が収まるまでだいたい3ヶ月くらいかかった

以上が1件目の事故対応となります。
平日は仕事をしつつのやり取りなので、なかなか思うように時間も取れず、結局すべてが収まって新しいカーライフが始まるまでに3ヶ月くらいはかかったかなあ…

【ここから2台目】次に乗る車をアリオンに決め、今度はディーラーから台車を借りることに。

事故った車が自走不可能だったため、任意保険の特約にある「レンタカー代補償」を活用してとりあえずの足を確保していた私。

ただ、利用期間が1ヶ月と制限があったため、解消できるなら早めに解消しておきたいなと思った次第。

そこで、車を購入したトヨタのディーラーさんに相談してみました。
そしたら「新車買ってくれたんで!」と快く応じてくれた…
この時ばかりは「お客様は神様」理論をちょっと信じました。神の気分。

納車まで1か月程度と人気車種に比べると短期間だったのですが、その期間まるまる無償レンタルできることに。やったあ。

ちなみにこの時点での保険の等級は「4」でした。

事故発生させた時は車を所有して二年目だったので7等級だったんですが、対人事故になって3等級ダウンしてました。
年間保険料にすると7万円程度の増でした。こりゃ痛い…

まあ察しの良い方はこのあたりでもう答えがわかってると思うんですが、このディーラーから借りた台車でまた事故ります。ああやだやだ。

二度目の事故発生!またしてもスリップ…多分ブレーキアクセル踏み間違え

当時は冬季で、積雪の多い東北で生活をしていた私。

海沿いの道路を走行していた時のことでした。
波をかぶるんじゃないかってくらい海沿いだったので、路面に水分があったのかもしれません。

車体がふわふわし始めて、「おやこれは…滑ってるな」と判断。
ここまでは冷静でした。

滑った時はどうするか?
まずはアクセルを戻すわけです。
惰性で路面とのグリップがちょっと復帰したところで、やんわりブレーキをかける。

と、ここで操作ミス発生!

乗りなれない台車のブレーキとアクセルの場所がまだ把握できていなかったのか、再びアクセルを踏んでしまいます。

「ブウウウウン!」と唸りを上げるエンジン。
さっきより余計に流れていく車体。
ブレーキを踏んでいるつもりの私。
「止まれ止まれ!」と焦ってさらに踏み込む。

結局、近くに露駐してあった乗用車に側面をぶつけ、半回転しながら左側の歩道を乗り越え、道路沿いの家の前にある雪貯まりに突っ込んで車体が停止。
顔が真っ青になった感覚がよくわかりましたね。ええ。

車対車の事故で済んだのは奇跡だったと思う

事故自体は加害者(わたし)、相手側含めて本当に不幸なことですが、雪貯まりのおかげで家に突っ込むこともなく(あと数十㎝で当たってた)、歩行者を巻き込むこともなく、対向車線に流れて正面衝突するわけでもなく、自分と相手の車二台で済んだので、ホント「不幸中の幸い」でした。

冬季凍結路面でアクセル回してて、対向車線流れてたらと思うと背筋が冷たくなりますね。
ホントに死んでたかもしれないし、交通事故で人を殺めた側になってたかもしれない。

にしても、踏み間違えってあるんだなあ。
今思い出しながら書いてますが、発生当時は本当に何が何だかわからないもんです。

ブレ―キ踏んでるつもりなのに車が動いていくあの感覚は…
もう為す術ありませんね。

この時、前の事故から二週間しか経っていない

自分が運転していた車の体制を整え直し、ぶつけた車両の持ち主が現れるまで待ち、ことの顛末を説明。
幸い、その方は「直してくれればいいから気にすんなよな」って言ってくれるおじいさんでした。ありがてえ…ありがてえ…。

「二週間前にも事故を起こして…」なんて自分語りもしてしまって慰められる始末。
私が逆の立場だったら「知らねえよ巻き込みやがってこの野郎!」と逆上してしまいかねない。良い人でした。

でもそのおかげで、警察への連絡や保険会社とのやりとり、当事者間の連絡先交換などはめちゃめちゃスムーズでした。

なにしろ、ついこの間やってるからね。

ところで保険会社の人、「まーたコイツかよ!」ってなっただろうけど「お怪我はありませんか?」なんて優しく対応してくれるの神がかってます。

日本のサービスってすごい。

車を貸してくれたディーラーさんに電話して謝る

保険関係のもろもろの手続きが終了した後、車を貸してくれていたディーラーに電話をしました。

ぼく「実は車をぶつけてしまって…本当にすみません」
相手「ええ!?…あー、とりあえず車は走りますか?」
ぼく「はい、一応自走はできます…」
相手「じゃあ納車まで乗っててください。返却時にいろいろ考えましょう。」
ぼく「はあ…」

こんなやりとりをして、終了。

貸してくれた車はTOPPOという軽自動車で、20万キロ近く走行しているけっこうボロボロの車でした。
ディーラーさんも諦めとるんやろか…?

ちなみに年式も古く、走行距離もあったので、保険ではまたしても全損扱い。
保険適用での修理はできないとのこと。

これがどう話がまとまるのか…
納車までとりあえずお預けになりました。
胃が痛い…

会社の寮の駐車場に止めているので、同僚からめっちゃ言われる

「お前またやったんかよ!!」と職場で総スカンを食らいましたね。

スイフト(事故って廃車)

デミオ(レンタカー)

トッポ(ディーラー台車)

という駐車遍歴で、車が変わるたびに突っ込まれていたのにも関わらず、


トッポ(外傷あり)

が追加されたのでこれはもう当然突っ込まれる事案です。

でもね、この時一番しんどいのはやった本人なのでもう正直触れないでいてほしいです。

一番後悔してるし、一番反省してるから…ほんと勘弁して…

納車に伴い台車を返却。状態から判断するに、廃車になるらしい…

そもそも車両自体に価格の付かないような車だったので、ディーラー側でも修理するのももったいない、という判断に至ったようです。

とは言え、台車としてはこれからも使えるような車を潰してしまったのは事実なので、もう申し訳なさがとんでもない。

ディーラーさんからは特に費用請求も損害賠償も求められませんでしたが、自分がしてしまったことはしっかりと受け止めねばなりませんね。
もうこれからは事故を起こさないように、慎重な運転を心がけようと誓いました。

事故ダメゼッタイ。

この事故で保険の等級は「1」に。

7等級からの3等級ダウン×2なので、必然的に「1」になりますね。

会社の組合で入っていた自動車保険なので、30%近くの割引が適用されていたにも関わらず、年間の任意保険料は年間26万円に上がりました。

月々2万円強…!!これは痛すぎる!

1等級、社会的にも出費的にもマジでヤバいです!

できることなら避けたいですが、なってしまったもんは仕方ないので頑張って上げてくしかありません…トホホ…

一年間で3回事故るとブラックリスト入りらしいので、私はギリギリ大丈夫だったみたい。

以上で、私の交通事故遍歴の記事は終了です。

何が大変って、自分が悪い立場の事故現場での立ち回りですね…
本当に申し訳なくて、辛い時間でした。

これが人を撥ねたりしたと思うと…想像するだけでも足元おぼつかなくなりそう。

みさなんも厄年には気を付けてね!私は前厄でこうなってますからね!!

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