後輩がマルチ商h…ネットワークビジネス(MLM)に堕ちた話。

こないだ、高校卒業以来会ってなかった後輩からお食事の誘いがあったので行ってきました。

卒業してからは関東方面に行ったってことしか知らなかったので、近況報告し合えるのを楽しみにしていたものです。

ですが、そのお誘いは地獄への入り口だったのです……!

…って煽り文でいかがでしょうか?え?チープだって?
にしても、いやーこれはやられたなって感じでしたね。

ネットによく落ちている勧誘の常套手段を全て詰め込んだような対応でした。
私のワクワクを返してほしいですね全く。

結論から言うと、私の場合はただご飯食べて、お別れした後にひっそりと縁を切ることになりました。

まあマメに連絡を取っていたわけでもないし、とても親しいってわけでもなかったけど、身近だった人がそういうことになるのはやはり複雑なところ。

ということで今回は、
「後輩がマルチ商法にハマってたよ」
「実際に勧誘されるとこんな感じだよ」

という内容でお送りいたします!

こんな人向けの記事です!
  1. 友人が何か怪しいビジネスに加担していそうな人
  2. 実際に誘われてしまった人
  3. しばらく連絡の無かった友人とランチに行くことになった人

っていうか、地方にもこういう話が入ってくるようになってるんですねー。

ちょっとビックリしちゃいました。

Ariix(アリックス)ってところでした。

帰ってから調べてみたんですが、おやおやこれは…真っ黒けじゃないかな?
元は米国の起業で、ついに満を持して日本にも進出してきた模様。

近年すさまじいペースで入信…入会者を増やしているという会社らしいです。

こういう諸問題って、ネットワークビジネス自体に違法性が無いってのが意外とタチ悪いんですよね。

自由経済の弊害…。

ところがどっこい、ビジネス自体はシロでも勧誘行為が真っ黒になりがちです。
だから悪いイメージばかりなんです。

その1!お食事と称しての勧誘は「ブラインド勧誘」で違法!

そもそも「ごはん行きません?」って誘われて来てるのよこっちは?お?

後輩ちゃんよ、まずその隣の男は誰なのよ?

知らんぞそんな奴。

まあ当然自己紹介してくれるんですが、ご丁寧に名刺までくれるわけです。
なるほど本部の方でしたか…それはそれはご丁寧にどうも…じゃないわ!!

まず違法そのイチ。
勧誘が目的なのに、違う建前で誘い出す行為=ブラインド勧誘だ!!

もう席に着いた段階で話聞く気はゼロなんでせいぜい勧誘頑張ってください~。

その2!誘ってくるやつほど稼げてない!!

まずもって、手持ちの情報を全て開示してきてくれるのはありがたいんですけど、根拠しっかりしてるのそれ?っていう感じ。

「毎月数時間の作業時間で5人の仲間(※)を増やすことが出来れば月に数十万円の利益を上げられるんですよ!」

なーんて耳障りのいい言葉をどんどん聞かせてくれるんです。
(※仲間、という表現にして一体感を表しているそう。いろんなネットワークビジネスに共通の現象。)

じゃあ逆にお聞きしますが、
あなたはこのパターン通りに進められているんですか?
この夢のようなパターンと現在のあなたの進み方は一致してますか?
と。

「ぐっ…」と言葉に詰まるお相手。
ところで後輩ちゃん、どこ行っちゃったの?
(席には居るけど存在感皆無…)

その方は正直に、「この通りの時間を割けていないから目標の半分程度」と答えてくれましたが、「私はその分の時間も割けないのでもっと無理ですね、あははは。」というしかありませんでした。

いやー、変な空気(笑)

追記:
他のこれ系勧誘する人はプロらしく、どんなことを指摘されてもあの手この手で吹っかけてくるそう。詰めの甘い担当者で助かった…。

その3!入会金を用意せよ!とヤ〇ザのような方法を教えてくれる

こういうビジネスは基本的に入会金という名の寄付をしなければ参入できないのが定石ですが、Ariix(アリックス)も例にもれずそんな感じ。

聞けばプランがいろいろあるみたいで、7万円くらいのコースと、10万円くらいのコースと、20万円くらいのコースがあるみたいでした。

「いやーちょっと手持ちの余裕資金がないんでね、入会金払うのは難しそうなんですよねー」と貯金数百万ありながら言ってみたりしたんですが、「大丈夫!クレジットカードはお持ちですか?キャッシングやカードローンというサービスを使えばすぐにお金が用意できるんですよ!」

まあ素敵!!それじゃ早速行ってく…

じゃねーわ!馬鹿にすんのも大概にしろよ!!!!

なかなかアコギな商売してますね…他人がどうなろうと知ったこっちゃないぜオーラがプンプンしてる。

ってかマジで後輩ちゃんどこ行っちゃったの?
先輩、この知らないお兄さんと話すのもう辛いんだけど?

【結論】全然接点を持ってなかった人間から会おうと言われた時は警戒せよ!

世間でよく言われている「久々に会おうよ」の時にありがちなネットワークビジネスへの勧誘ですが、これはマジでした。

タチ悪いのは、やっている人たちに後ろめたい点が無いというところ。

私の記事までたどり着いた方は「なんか怪しい…?」と思って裏を取ろうと確認してらっしゃる方だと思うので大丈夫だとは思うのですが、向こうから転がってきたうまい話は基本的に全部ボツという判断でOKです。

自分をしっかりと持って、話は聞き流す感じでその場をやり過ごしましょう。

最後はきっと「やるか、やることを検討するか、どうなったらやるかを考えてほしい」と言われます。

基本的にやること前提で進めてくるのですが、キッパリ断りましょう。

ちなみに断っていることに対して何度もしつこく勧誘してくる行為も違法なので、そのあたりも頭に入れて対抗する姿勢を持っておくといいかもしれませんね。

追記:
ちなみに後輩ちゃんとは、出会いがしらの「久しぶりー」と別れ際の「元気でねー」しかしゃべりませんでした。二度と会うこともないだろうけど、元気でね…

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