地方でいい給料もらえる仕事ってなんだ?と思って考えてみた。

地方の悲しい現実として「待遇の良いお仕事が全然ないよ…」というのがあります。

こないだちょっとまとめ記事書いたばっかりなんですけど、ホントにないです。

「地方には仕事が無い」は本当か?まあ確かに、無いっちゃ無い…かも…?

私も退職時に失業保険もらうためにハローワークに通っていた時期があったのですが、募集している求人は基本的に月収10万円台です。

だいたい16万円~18万円の募集ばかり…あ、これでも正社員募集ですよ。

こんなんばっかりですよホント。

これが手取り額だと13~14万円ほど。
単身でも一人暮らしは難しいくらいのお給料です。

地方って、やっぱりこんなもんなんでしょう。

都心で高給取りだったとしても、それを活かせる会社もないですし。

都会で大流行のコンサルタント職だって、地方に来たらどこもお呼びでないわけです。

なんでって?コンサルでどうにかなるほどの市場規模じゃないし、費用対効果が見込めないことを経営者がわかっているからではないですかね…?

ということで、この不況な地方都市で「いい給料貰える仕事」はあるのか、分析してみることにします。

こんな人向けの記事です!
  1. 地方移住を検討している人
  2. 田舎に引っ込んでつつましく暮らそうと思っている人
  3. 地元に帰りたいと思っている人
  4. 地方で転職を考えている人

地方では、大卒も高卒もそんなに待遇が変わらない

この前提が痛すぎる!

地方の主要企業でも、学歴による待遇の違いはそうそうあったもんじゃありません。

新卒(大卒)の待遇は20万円ちょっとからのスタートとなるようです。

高卒は15.5万円のよう。

大手企業でこんな具合。

役場だともうちょっと格差が縮まって、大卒=17.9万円、高卒=14.7万円

某自治体のQA

となると、地域の中小企業では、変わっても1~2万円の差にしかならないわけです…。

大卒資格を持っている人が地方に降りてこない原因は絶対このへんです。

地方でも待遇がいい会社もあるけど、間口が狭い!

大手上場企業の地方営業所だったり、そういうところは給与形態はそのままに地方に降りてきているので高給取りの人が多いです。
(私もそんな感じでした)

しかし。基本的に待遇の良さが魅力の会社は、だいたい中途採用枠がなかったりします。

現に私も、本社宮城県の大手企業勤めだったわけですが、中途採用は全体の0.5%程度でした。

年に2人取るか取らないか。新卒は200人ちょっと採ってるのにね。

あったとしても国家資格が必要だったり、求めるポストで必要な職能を備えている人だけの募集。

とまあこんな感じなので、基本的に「転職で高収入になるんや!」というのが難しいのが地方です。

鉄板なのは「地域の実業系高校に入ってから直接上記の企業に高卒で入る」っていうパターンでしょうね…

私もそうだったし、ウチの同級生たちも年齢平均からしたら割と高めのお給料で働いている人がほとんど。

望みがあるとすれば、役所の職員採用試験を頑張ってみるのが一番かもしれません。

お住まいの自治体が年齢制限を設けていなければ、試験成績さえ数字で出せれば採用の可能性が高いです。

じゃあ地方に住む限り、高収入は見込めない…?

普通に勤め続けたり、転職するだけでは高収入になるのは難しいだろうなあ、というのが私の見解です。

サラリー収入が月30~40万円でかなり上位の所得層になる地方では、働き続けたからといって高収入になるわけでもないし、転職もなかなか困難です。

なので、現状で収入に不満がある場合、移住を検討している場合は、他の方法を考えてみる必要があります。

国の「副業解禁」に見る裏側

トヨタの社長がトップを務める経団連の公式声明によって「終身雇用制度の終了」が発表されたのも懐かしいですが、今の社会は「個で稼ぐ時代」になってきているのではないでしょうか。

終身雇用制度の終了=「ただ会社にいるだけのお荷物社員」を解雇できるようにするという目的があるようですが、私はこれを「なんとかして生産性を上げたい一心での施策」と見ています。

重ねて起こった副業解禁の動きも、これは要するに「これからは勤めるだけでは給与面のサポートをし続けられなそうだから各人稼ぐ力を身に着けようね」っていうメッセージなんじゃないかなと思っています。

つまりは、「現状に満足できていなければ自分で稼ぐ能力を身に着けるしかない」ということ。

地方に居る限り副業なんてできっこないよ…と思うのはまだ早いです。

副業とは何も、二か所以上で雇われることだけを指しているわけではありません。

個人で仕事を請ける場合も「副業」になる!

例えば、映像制作が出来る場合。
友人の結婚式でプロフィールムービーを作ってあげたことがある人や、youtubeに動画を投稿したことがある人がいるかもしれません。

例えば、絵を描くのが得意な人。
似顔絵をプレゼントしたり、企業のイメージキャラクターやイベントポスターを制作したことがあればなお良いですね。

例えば、ホームページを作れる人。
自分の所属するサークルのホームページを作れるのであれば、地域の小さな商店につくってあげたりも出来るかもしれません。

こうした「得意」は、その技能を必要としている人に「価値」として提供できるかもしれないのです。

ザックリ言えば、お金を貰って仕事にできるということです。

クラウドワークスやココナラ、ランサーズなど、個人間のお仕事を頼める&探せるプラットフォームも多数存在しており、近隣以外からも受注することができたりもします。

こうした形で副収入を作ることだって可能です。

ブログを作って稼ぐ仕組みを作る!

一時期かなり過熱感のあった「脱サラ系ブロガー」ですが、今は専業でやるにはリスクのある業界になってしまいました。

ブログやウェブサイトで収益を発生させる仕組みをカンタンに解説すると、

  1. 読む人にとって役に立つ情報を書く
  2. 閲覧者が集まる
  3. 閲覧者が多くなれば、広告媒体として活用できる
  4. 広告を張り付けて収益化

という感じなので、今すぐカンタンに稼げる!というタイプのものではありませんが、着実に取り組むことができれば月2~3万円程度の副収入は確実に見込めるものです。
(※最低でも7~8ヶ月はコツコツ積み重ねることができないと難しいですが…

いうほど稼ぎやすいモノじゃないけど、頑張ればイケるみたい!って感じですね…

「でも、会社が副業を認めてくれるか心配で…」って?とりあえずやってみればいいです!

副業で実際にお金を稼げるようになるのって、結構大変です。

なので、最初は難しく考えずに、とりあえずやってみればいいと思いますよ。

それで、実際に稼ぎが出てしまったら、その時対処法を調べる、という感じのスタンスで問題ないです。

勝手にやってみて、儲けが出たらちゃんと申告すれば、基本的には会社にも発覚しません。

会社にバレるくらいの収入になってきたら、たぶん本業を上回る収益になっていることと思いますので、その時は辞めるなりなんなり考えればいいでしょう。

【まとめ】地方で雇われ高給取りを目指すのはちょっと無謀!自分で稼ぐ力を身に着けて実現しよう!

夢も希望もない話になってしまいましたが、現状を打破したいのであれば自分で動くしかありません!

行動は裏切らないので、とりあえずやっちゃえばいいですね~

地方に移住するに当たって良いことは当然ありますが、お金を稼ぐにはそれなりに工夫や戦略が必要そうですね。

私は「自分の事業&地域おこし協力隊としての報酬」の2本立てで収入を得るようにしてちょこっと潤うようにしましたし!

現地のハローワーク求人情報はインターネット上で簡単に調べられるので、一度リアルを見ておきましょう!

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