地方に足りていない職業、「クリエイター」とはどんな職業なのか?未経験でもなれるのか?

近年新しい職業として認知されてきているクリエイターという仕事。

いったいどういう職業なのか…思ったよりも情報が整備されておらず、私も「結局どんな仕事なんだってばよ」と思ってました。

現在私はデザイナーとして活動しているので、自分も一応クリエイターと言えるのかな、と考えています。

結論から申しますと、クリエイターとは無から有を形にする職業全般のこと。

ある特定の仕事内容を指した言葉ではありません。

そして、未経験でもなることは可能かという質問に対しては、私はできると断言します。

ただし「(努力の積み重ねが必須なのでそれがしっかりできる人は)可能」という行間があります

以下に詳細を書いていきます。

こんな人向けの記事です!
  1. クリエイターとして副業を始めたい
  2. ネットで少しでも稼げるようになりたい
  3. 自分の得意を仕事にしてみたい

クリエイターのお仕事

「そもそも無から有を形にする」ってどういうことなの?というところです。

例えば、どんな商品も最初は形がなくて、アイディア先行になってしまうかと思います。

そんな時に外見、性能、製造過程、コストすべてを考慮して実際の商品にしていくこの過程がクリエイション行動であるといえます。

それを仕事にしている人がクリエイター。
↓ざっくりこんな職種がクリエイターと言えます↓

  • イラストレーター
  • 漫画家
  • 作家
  • 小説家
  • 脚本家
  • デザイナー
  • YouTuber
  • 動画制作者
  • CMプランナー
  • 広告制作者
  • ハンドメイド作家
  • カメラマン
  • フォトグラファー
  • ブロガー

一般的に存在は知られない立役者的なお仕事をしているクリエイターたちも多いのです。

近年ではネット媒体を活用して情報を届ける仕事、動画制作やweb制作といった仕事も普及してきている感があります。

この「制作」という言葉はそのままクリエイションを意味しているので、動画クリエイターやwebクリエイターという職業の方がいる、そんなイメージ。

キャラクターを作って一発当ててもクリエイターだし、イラスト、絵を描くことを仕事にするイラストレーターもクリエイター。

既存の職業でも、クリエイターという単語をつけることによってイマドキ感を出せるのでとんでもない数のクリエイター職があちこちに出来上がっていますが、本質はこの創造的活動が中心となっているかが焦点になります。

地方ではこれ系の「生み出す」人材が圧倒的に不足しているので、この技能を持っておくだけで地方では生きやすくなることができます。
(こまごまとしたお仕事の依頼を請けやすい)

必要な素質

自ら作品を生み出したいという思いが強くなければなりません。制作(=クリエイション)という行動は、思いのほか長丁場になるものです。

特に始めたての頃は一つの作品を完成させるのもやっと…私もそうでしたし。
ところが完成させないと世の中にお披露目なんかできない。

なので、お金にならないとしても作ってみたいという採算度外視的な趣味領域で頑張れてたことがあると強いです。

絵描きさんは特にこの傾向が顕著で、幼少期から大人になるまでずっと絵を描くことが好きな人たちが大人になってからも仕事に選んでいる印象があります。

youtuberの方の中には「金になるから」というモチベーションで映像制作をしている方もいるハズですが、そうした理由からでも継続して創造的活動ができるっていうのは誇っていいのです。

そのくらい、クリエイションってつらい時があります。いわゆる産みの苦しみってやつでしょうか。私はまだまだ苦しんでる場合ではないのですが…

どうやったらなれるのか

クリエイターになるのは簡単。
「私はクリエイターです」と名乗るだけ。

必要な資格も知識もまったくないので未経験でもなれます。

なれるけど、求められている技量はピンキリです。

そして名乗るからにはプロであるということになります。

ひょんなことから知名度が上がり、実際にお仕事依頼が舞い込んできたときに満足のいく作品を納品することが出来なければ継続は難しいでしょう。
(クリエイターの場合は作風を見て依頼が来るので自分色が出せてれば大丈夫だと思うけど…)

絵の描けないイラストレーターに需要が無いように、映像を撮れない動画クリエイターに仕事が来ないように、自分がやりたい仕事に必要な技能を習得することは最低限のレベルです。

なので趣味としてやっていたことをそのまま仕事につなげていくパターンが鉄板です。

自分で採譜して演奏動画を上げてた経験があるならそれを活かしたり、もともと絵を描けるんだったらイラストを請け負ってみたり、立体物のデザインに知識があるのであればパッケージデザインを請け負ってみたり…

クリエイターは得意を活かして仕事をしているのです!

未経験でクリエイターになるには

この場合は、本当に全くの未経験の分野で活躍できるようになりたい、という目標を持った場合におけるアドバイスです。

ちなみに私はデザインとは全く関係のない仕事をしていたのですが、脱サラしてあれやこれや勉強するうちにデザイナーとして起業することを選びました。

結果として未経験でクリエイターとして活動するようになっていた経験からお伝えいたします。

情報を集め、ひたすら勉強しよう

ネットで調べれば簡単に出てくる時代になりました。

自分が活躍したい分野に必要とされている技能はどんなものなのか、今その道のプロはどんなレベルの作品でお金を稼いでいるのか、というのが簡単に見れるようになっています。

イラストで稼げるようになりたいのであれば有名なイラストレーターの方が発信している情報を見たり、youtuberになりたいなら今結果を出している人の作品を見て、工夫している点を探したり、これはなんで面白いのかという特徴を見つけ出したりしてみる。

成功者の作品は常に教材となります。
コンテンツを消費するだけの人ではなく、自らの血肉にするつもりで眺める癖をつけましょう。

自分の得意を見つけてとにかく作ってみる

そうして勉強をしていくわけですが、がむしゃらになんでもやればいいってもんではありません。自分が得意なこと、本当にやりたいことをしっかり見据えてから努力を始める必要があります。

自分が使わないであろう技能を「とりあえず一通りできた方がいいよね」って勉強することは近いようで遠回りになります。

イラスト書きたいって言ってるのに3D描写の練習したりするのはちょっと違うでしょ?
(使う時も来るかもしれないけど)

なので、自分がどういう個性を売りにしていくのかっていうのを最初に少しでも意識できれば、最短距離を走っていけるのかなと思うわけです。

ツイッターで漫画エッセイ書いてる人たちの中で、王道の人物デッサンから練習したって人もほとんどいないわけで(してたとしてもその画力を発揮していない作品も多々)、基本とされる技術を習得していなくても欲しいと思われる作品を作ることは可能なのです。

基本があって応用がある、という言葉もあるので一概にそうは言えないかもしれないですが、自分が作りたいものを作っていく過程でなんとなく基本も見えてくるものです。

ピカソみたいに、精密デッサンも鬼のようにうまくなってから崩して描くような遠回りをする必要は無いのです。

ひとまず「こんなもの作ってみたいなー」って思うものを作るところから始めちゃうのが遠いようで一番の近道。

所ジョージも言ってます。「どんなに不格好でもとりあえず完成させなきゃ意味ないゼ」って。

クリエイターの入り口は広くても、道は険しい。でも楽しい。

未経験でもなろうと思えばなれてしまうクリエイター。

しかし、その自由度からもレベルを上げていくこともモチベーションを保つこともなかなかハードなもの。

本当にお金を稼げるようになるにはそれ相応の努力ができる人でなくては厳しい業界ですが、好きなことにはガンガン打ち込める!という人には夢のような職業かと思います。

未経験からのスタートになるとお金になるまで期間のかかる仕事なので、しっかりお金を貯めてから始めるのが吉!

無から有を形に、得意を活かす。

地方で生きるために、地方の事業者の方の力になれる技能を身に着ければ、自分の食い扶持も作ることができます。

地域おこし協力隊に応募したい方。
地方移住でのお仕事探しに困っている方。

このあたりのクリエイティブ系のお仕事もお勧めですよ!

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