自治体によって闇が深い…地域おこし協力隊の失敗例を知って自分の身を守ろう!!

これから地域おこし協力隊になろうと情報収集をされている方、はじめまして。

今回はそんなあなた向けに、各地でのリアルな、悲痛な叫びを特集してお伝えしたいと思います。

事前に良い面ばかり見ていると、実際に協力隊になってから後悔してしまう可能性があります。

そうならないために、各地での失敗談・待遇への不満等を集約して掲載しております。
※情報収集元は主にTwitterからです

こんな人向けの記事です!
  1. 地域おこし協力隊に応募を検討している人
  2. 地域おこし協力隊制度に興味がある人

実例に学んで自分に活かそう!

いろんな失敗例のまとめ(6例紹介)

ということで早速、各地の失敗事例を見ていきましょう。

今回は6例のみの紹介に留めますが、「採用→失敗→辞職→発信」というフローをしっかりやってくれている人はごくわずかのハズなので、おそらく各地でもっともっと失敗事例があるはずです…!

「なーんだたったこれだけか」とは思わないように!

①行政の支援を受けようとしたけど全然動いてくれず、結局任期中のOKが出なかった

こちらは熊本県某市の協力隊員の方。

「投稿時点で2年目で、任期終了後の収入源としてハンドメイド作品を作成しており、それを県の販路拡大支援事業に提案してもらおうとしていたら放ったらかされて結局おじゃんに…」という内容ですね。

※ツリー投稿になっていますのでクリックして読んでみてください

これは、地域おこし協力隊の活動成否は受入担当者次第ということをまざまざと示している事例のように思います。

続く投稿を見てみても、担当者が積極的に動いていないことによる後回し、後回しで締め切りに間に合わなくなった…という感じみたい。

任期終了後は自分で食い扶持作らなくてはならない協力隊への支援としてはあまりにもテキトー…

やはり、役場を頼らず自分の力で何とかするんじゃ!という意識が必要のようです…!

②予算の関係で契約更新ならず…!突然道が閉ざされるパターンも!

おそらく今後の関係性を考えての事でしょうけど、詳細を一切書かないスタイルで卒業報告をされているこの方。

リプライ欄や他の投稿から、卒業の理由は「自治体で来年度活動分の予算を確保できなかったため契約更新が不可となったため」とのこと。

え…そんなことある…!?

協力隊員は3年間、自分の意志で辞めない限りは続けられると思っていたのですが…どうやらそうも言ってられないところがあるようです。

総人口7700人程度の自治体とのことで、財政基盤が弱かったのでしょうか…
にしても無責任なパターンですねこれ。訴えたら勝てるんじゃなかろうか…

③とにかく職場内での人間関係に悩んでいる方の声

※ツリー投稿になっていますのでクリックして読んでみてください

この投稿者は岩手県某所の協力隊員とのことですが、気の毒なくらいいびられているみたい…そのせいで「そもそも地域おこし協力隊という制度がダメ」という発信に至ってしまっていて心苦しいです。

こればかりは地域に入ってみないとわからない問題ですね。

まあ人間関係については一般の企業に入ったとしても運次第&自分次第なのでなんとも言えませんが…

④3年目を迎えた隊員による、制度の光と影について

※ツリー投稿になっていますのでクリックして読んでみてください

地域おこし成功の可否は自治体による活用レベルの違いによって決まる…とそういうことを発信されています。

近隣市町村でも任期中に辞めていく協力隊員を見てきて、切迫した様子があります。これもミスマッチのせいでしょうか。

⑤特にミスマッチを感じていなくても将来への不安はぬぐえない…

今回のパターンは、自治体との関係性は悪くないものの、定住を考えるには生活できる確証が持てず常に不安を感じている、というもの。

正直なところ、この将来に対する不安感と言うのは完全に払拭できない部分だと思います。

協力隊として活動している期間はある程度そっちにリソース持っていかれるワケだし、地方はそもそも何をするにも単価が安いので、事業化しても生活を維持できる収入を上げられるかどうかは見通しがつきづらいでしょうね。

⑥一番有名かもしれない失敗例がコチラ(行政側の問題)

和歌山県某所の地域おこし協力隊員が綴っているブログ記事になりますが、ここは行政側の動きが重すぎて制度の良いところが全部潰されてしまっています。

行政主導の施設で与えられた仕事が暇すぎて、改善したり新事業を生み出し、いざ始動!というタイミングになってから「余計な事すんなや」と制止する。

地域おこさせる気あるん…?

これはこの隊員自身がやり手すぎて行政側が追い付けなかったという一面もあるかもしれませんが、追い付こうとする姿勢が1mmも無いようなので自治体側の失敗ですね完全に。

この方は結局任期途中で辞めて、自分ひとりの力で地域を巻き込み、あらたな事業を成功させてらっしゃるようです。

自治体がうまく伴走していれば全国有数の成功例だったでしょうに…

本質をズバリ言ってくれてるコメントがコレ

結局、受け入れ側もなんとなく受け入れて、応募側も手厚い待遇を受けるつもりでマッチングしちゃうから問題が発生しやすいのかなと…。

これだけいろんな問題が各地で浮き彫りになっている地域おこし協力隊に応募する以上、自分のことは自分でやるんじゃ!という自立心とメチャクチャ儲ける野心をしっかり持って臨まないと失敗しちゃうと思いますね…

「地域おこし協力隊の失敗の本質」から学ぼう

村楽LLP(全国地域おこし協力隊ネットワーク)という団体があり、そのfacebookに興味深いスライド資料があります。

大変参考になるのでこちらでも掲載しておきます。

現役の地域おこし協力隊やOB、OGで組織される団体が打ち出した、「なぜ協力隊制度が失敗するのか」という実例集、といった感じですね。

※各画像に、私の解釈コメントが入れてあります。

表紙です。
「そもそも採用から間違ってる」、と…。
よそ者が単独で、3年の間に活躍できようはずも無い。
地域の魅力について、地域の人自身が理解していないと危険信号。
自治体側が協力隊の自由な活動をサポートしないならブラック確定。
任期後の生活のためには副業育てないといけないのに禁止とは何事か!
「活動経費そもそも出す気ないやろ?」とも言いたげ。
強引に定住にもってこうとしても無駄だよ…
自治体トップなどの「鶴の一声」がある場合、大変危険!
「自治体側で期待する成果」と「隊員がやりたいこと」が重なるように…!

制度が始まってから10年余り。

まだまだ成熟し切ってはいないでしょうけども、にしても上手く運用できていないように見えますね…

失敗例に共通するポイントが4つ!

協力隊員としての失敗について、けっこういろんな方が言ってる内容で「そりゃそうだよなあ」と思うものがあります。

それがこちら!

地域おこし協力隊になって失敗する人
  • 都会での生活から逃げるための手段で就任
  • 雇用保険の延長のように活用
  • 卒業後のことも当然保証されるものと思ってる
  • 基本的に受け身
  • 業務時間以外に自分から動く気ゼロ

この辺!本当にこの辺!

特に下の二つですが、失敗例として自分のことを発信されている方について、私から見たら半分くらいは本人にも原因があるパターンが多いかなと感じてます。

「税金もらってるくせに…と陰口を叩かれる」的な発信をしている人ほど「休みの日はちゃんと休んでいたい」的な思考を感じますし、「将来が全く見えてきません…自治体の人も全然サポートしてくれない…」と嘆く人は果たして自分で何か動いているのでしょうか…?

ちょっと厳しい物言いになりますが、こんな安月給で都合のいい制度を活用する以上は、自分で人生を塗り替えるつもりでガムシャラになって動き回らないと好転するワケないです!

なので、ネット上に失敗事例は数あれど、

  • ろくに調べずそこの自治体を選んだ自分のせい
  • 将来のことを自治体任せにした自分のせい
  • 日頃から積極的に動かなかった自分のせい

と、基本的には自分の責任でしかないのだということを覚悟して応募した方がのちのち幸せになれます。

人の人生に責任とれるお人好しなんてこの世に存在しないので、自分のためには自分で頑張るしかないですよホント!

【まとめ】地方への定住を促進させる制度ではあるけど、皆まで面倒見てくれる制度ではないことを自覚しよう!

失敗例は失敗例として参考にして、自分の人生を成功に導けるようにマインドセットしていきましょう!

任期中にガンガン稼ぐつもりでやんないと卒業までに基盤が作れません、自分のために動きましょう!

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