今回は地域おこし協力隊に応募する前に、実際に事前相談に行っておいた方がいいのかどうかについて言及したいと思います。
結論からですが、行けるに越したことはありません!
募集要項だけではわからないことを確認する意味でも、実際に赴任することになるかもしれない地域を見ておく意味でも、実りしかないので!
- 地域おこし協力隊に応募を決めた人
- 地域おこし協力隊として気になる地域がある人
今お住まいの土地から物理的に距離が空いていて、訪問が現実的でない…という場合でも、気になる事柄をまとめてメールでもいいから問い合わせした方が後悔なくていいです。
もくじ
地域おこし協力隊の事前相談とは
地域おこし協力隊の募集では基本的に募集要項が掲示されており、それらを確認して採用条件や活動内容が見えてくるようになっています。
ところが、要項を隅から隅まで読んでも見えてこない、細かい部分がどうしても出てきます。
例えば…
- 活動経費は□万円ということか
- 活動経費についてはどんなものが使えるか
- 活動経費の計上実績にはどんなものがあるか(受入経験がある場合)
- 勤怠管理についてはどのように行う予定か
- 選考結果の通知はどのくらいに出る予定か
- これまでの応募件数の目安を参考に教えてもらえないか
- 一日当たりの活動時間は
- 出勤時間の目安はあるのか(〇分前には~とか)
- 引っ越し先の探し方は
- 引っ越し時点では無職になるが賃貸契約の手助けはしてくれるか
- 就労時間の調整はどの程度できるか(フレックス、15日間指定の場合)
- 取材等行いたい場合に自治体側で関係団体との間を取り持ってくれるか
- 任期終了後の定住サポートについては何か用意があるのか
などなど。
採用された暁には、その地域で実際に暮らしていくことになるワケなので、そこまでイメージすると確認したいことがどんどん出てきますね…!
この他にも、各自治体の募集内容によって聞きたいことは追加で出てきたりもするでしょう。
特殊なミッションがある場合は、その詳細とか。
私の場合は起業型の募集で、労働時間の記載がなかったために
- 一日の労働時間の目安は?
- 勤怠管理はどのように行うか?
- 委託契約とのことだがどんな成果に対する契約か?
といったことも追加で確認したりしてます。
報酬についても、他に手当があったりするか、なんかを確認しておくと安心かもしれませんね。
こうした募集要項に書いていない、でも応募する前に知っておきたいことを全て聞けるのが事前相談なのです!
※対面だと全部聞けるかどうかわからない…という場合はメールでの問い合わせでもちゃんと教えてくれるハズです。
地域との相性も少し見えてくる
事前相談に行くということは、実際にその地域に行くことになるということ。
採用された場合はこの地域に住むことになるのかー!という気分になります。
と、ここで雰囲気に浸ってはいけません。
実際に住むことになるのであれば、生活利便を確認しておかなくてはなりません。
- 病院は十分あるのか
- 日用品や食品の買い物は不自由ないか
- 交通の便はどのくらいあるのか
- 人口規模はどの程度の自治体なのか
- 都心部へのアクセスはしやすいか
などなど、自分で妥協できない点を事前に洗い出し、現地で確認してみるのが一番です。
お店や施設については事前にネット検索でも確認することもできますね。
これらのチェックをしておくと、実際に住んでからのアンマッチ感もかなり下げられます!是非やっておいてほしいところです!
とはいえ、応募したくなって現地に行った段階で何か特別感を感じてしまうので正常な判断できなくなっちゃうんですけどね(笑)
事前相談に行けば合否に影響してくる?
気になるのはこの合否に関しての因果関係でしょう。
たしかに、「事前相談に来るってことは本気度が違うなあ」という印象は与えられるかもしれません。
逆に、「言いづらいことバシバシ聞いてきて面倒くさそうだなあ」という悪影響が出るかもしれません。
…なーんていろいろ考えちゃいますが、プラスにもマイナスにも、そんなに劇的に影響は与えないんじゃないかなと私は思ってます。
良い方向に作用させたいのであれば、二次選考の面接の時に「実際に訪れた時にこの地域の魅力を感じました!」とか、実際に足を運んで得たエピソードを盛り込むことで地域との縁を感じさせることができる…とかその程度でしょうね。
聞きたいことバンバン聞くことも悪い方向に作用するとは考えにくいでしょう。
逆に、答えにくいこと聞かれて敬遠される程度の自治体だったとなると…すでに何やらブラック臭がしてきます。
採用される前にふるいにかけれてよかった、と思うべきです。
面接時に知り合いがいると安心感がずいぶん違う!
地域おこし協力隊という制度、書類選考はほぼほぼ通過するので、合否を分けるのは面接になるのですが、面接会場に見知った人がいるだけで安心感が段違いですよ!
私も事前相談に行ったときの担当者が面接会場にいたので「あー!先日はどうも!」と、面接開始前にお話しできたことで緊張感が和らいだことを覚えています。
※合否を左右する面接官という扱いでは無かったので、やはり結果には影響しないと思います。
知ってる人がいない自治体へ飛び込む時、少しでも面識があると違うなあと思ったところでした。
事前相談以外にも調べる方法はあります
聞きたいことがあれば実際に行くしかないのか…とガッカリしているあなた。
現代はインターネット隆盛の時代です。
調べる方法はまだあります。
それはSNSで、その地域の現役協力隊の人に聞いてみること!
あれこれ不安があることも、実際に未来の自分と同じ条件で活躍している人がいればその人に聞ければ一番確実!(経験者だし)
最近の情報収集のツールと言えばTwitterが強いです。
日本国内のユーザー数で行くとLINEが8000万人超でトップですが、Twitterは4800万人ほどで第二位のシェアを誇っております。
さらに、拡散力の強い唯一のSNSなので、地域を活性化したい隊員なら確実に活用している…という構図になっています。
(私の応募した地域の協力隊アカウントは3年前で更新が止まってましたけど…)
リプライ(ツイートに対するコメント)を送るなり、DMするなり、なんらかのアクションを起こせば快く返事をくれるハズです!
あとはやはり、何度も書いてて恐縮ですが、役場担当者へのメールでの問い合わせが確実ですね…!
現役隊員がいなかったり、アカウントが無かったりした場合はやっぱり担当者に直接確認する方が安心です。
【まとめ】事前相談、行けるなら絶対に行くべき!
休みを取る必要があったり、日帰りできない距離なら宿泊等の交通費も掛かってしまうのでなかなか決心がつかないかもしれませんが、調整できるようなら実際に行ってみることをオススメします。
合否に対する影響はほぼ無いですが、応募を検討する時に疑問な点や不安な点を直接聞いて解決できれば、応募の決心もつきやすいのではないでしょうか。
都合がつかない時はメールでの問い合わせでも十分です。
もやもやしたことをそのままにするのだけはやめましょう!!
- 確認したいことを対面で聞ける!
- 事前に地域を見て判断できる!
- 合否に影響は無い(たぶん)
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