起業は難しいのか。
実際に起業をお考えの方は、第一にそこで悩んでいるハズです。
私もそうだったので。
ところが自分が実際に起業をしてみた結果…
「起業すること自体は別に難しいことではなかった」と感じました。
おっと、「なーんだ!じゃあ今すぐに起業しちゃお!」となるのはもう少し待ってください!
起業自体の難易度は低くても、
- 事業を継続すること
- 起業したことを続けること
ここがメチャムズです!
起業が難しいのではなく、ビジネスを続けることが難しいんですね。
一円も稼ぐ気ない趣味の喫茶店でも起業は起業。
会社設立後1年で1億円稼ぐ会社を作っても起業は起業。
でも、せっかく起業するならしっかり稼ぎたいものです。
そのために必要なことが「事前準備」です。
ここを怠らないことが、起業を成功につなげる第一歩になります。
- 地方での起業を検討している人
- 地域おこし協力隊員で、起業を検討している人
もくじ
世間を取り巻く起業の現実について
そもそもなぜ、「起業は難しいことだ」となんとなく考えてしまうのか。
それは、他人が失敗した時の話の印象が強すぎるからです。
そしてそれは同時に「事業に失敗することがある」という証拠にもなっているので、「起業は難しいものなんだ」という認識になってくるのだと私は考えています。
よく言われる話ですが、起業を志す人が100人いたとして、3年後も続けられている人は約4割とされています。
- 年目で25人が廃業
- 年目でさらに19人が廃業
- 年目でトドメの15人が廃業
起業してから3年後、生き残ったのは41人!
この数字からも、事業を継続させていくことがどれくらい難しいのかがよくわかりますね。
※3年過ぎると廃業率はグンと下がる傾向に。
軌道に乗るラインが3年ということ。
3年以内に廃業する原因は「準備不足」が最も多い!
起業で失敗する理由ですが、突き詰めれば「お金が回らなくなったから」ということに収束していくワケです。
ではなぜ、お金が回らないのか。
- 商品が悪かったのか
- ビジネスプランが悪かったのか
- 売り込み先が悪かったのか
- 集客方法が悪かったのか
- 資金が足りなかったのか
どれが原因なのか、あるいは複数・全部なのか…
なんにせよ、総括して「準備不足」ということになります。
「起業したい!」という熱い想いだけでは成り立たない!
「情熱と根性でモーレツに働けば結果が出るハズだ!」
というのもある程度理解はできますが、出来ることであればもう少し効率的に、クレバーに稼ぎたいもの。
そのために、準備を徹底することが必要なのです。
具体的に、どんなことを準備するべきか?
起業までの準備を具体的に示すとすれば、
- 自分が「なぜ起業したいのか」を明確にする
- ビジネスプランの醸成
- 魅力ある商品・サービス作り
- 具体的な資金計画の作成
- 顧客獲得のための戦略
こうしたことが必要です。
自分はなぜ起業したいのか…理念を明確に持つ!
サラリーマンではできないことをするために起業に踏み切るわけなので、ここがブレてると退職後に後悔することになります。
「ああ…雇われの方が気楽でよかったな…」とならないためにも、本当に起業しなくてはできないことなのかどうかを再度見直してみましょう。
自分が何のために起業し、どうやって社会の役に立とうとしているのか。
起業理念は、顧客獲得のためにも大事な部分になります。
- 「なんとなく起業した方が儲かりそうだったから…」
- 「社会のこうした問題を、私が解決したいと思ったから」
と言う二人の事業者がいたとしたら、どっちに頼みたいと思うか…
答えは明らかですね。
ビジネスプランの醸成
事業を興すとなれば、必要なのはやはり収益性です。
どんなに理念が崇高でも、どんなに素晴らしい商品でも、利益を出せなければ継続することができません。
私、実はギターを弾くんですが、ギター制作で有名なレスポール社という会社がこの間倒産しました。
(めっちゃショック…)
自動車で言うトヨタ・ホンダみたいな位置づけのギターメーカーでしたが、利益が出せずに倒産することになったのです。
どんなに素晴らしい商品を作ることができても、利益を出せなければお客さんに届けられなくなってしまいます。
ちょっと汚いイメージがあって敬遠される「儲ける」という言葉に、もっと寄り添えるようにならなければなりません。
起業の本質!ビジネスプランを練り上げよう!魅力ある商品・サービスの用意
お客さんは「これは価値がある」と感じたものにしかお金を出しません。
ある程度は営業の仕方でカバーできるかもしれませんが、やはり本質が伴っていなくては継続した売り上げは見込めないでしょう。
ということで、「お金を出してもいいな」と思われるレベルの商品を準備できることは最低条件になります。
これから未経験分野で起業する場合はこのあたりを徹底しておきたいところ。
現職の経験を活かしたり、自分の得意を活かしたり。
既存事業者との違いを明確に打ち出すことで差別化を図ることも大切です。
自分が持っている「強み」がしっかり出せる商品を用意しましょう。
失敗しない起業の大前提とは、魅力ある商品を作り上げること!具体的な資金計画の作成
起業に際して、「お金」の部分は避けて通れません。
- 起業する時にかかる初期費用(創業資金)
- 売り上げを立てるまで事業を行う運転資金
- 自分が生活するための生活費
この3つの視点でかかるお金を見込んでおかなくてはなりません。
廃業にいたる理由を突き詰めれば「お金がなくなるから」と前述したとおり、資金計画がしっかりしているかどうかで、起業の今後が決まると言っても過言ではないでしょう。
しっかり考えておきたいものです。
具体的な資金計画の作成で、起業失敗を未然に防ごう!顧客獲得のための戦略
どんなに崇高な理念を掲げても、どんなに素晴らしい商品を提供できても、お客さんを集められなければ売れていきません。
売り上げが上がるということは、お客さんが付くということ。
お客さんが付かなければ売り上げは上がらないということ。
なので、起業前から「どうやって顧客を獲得するのか」を考えておかなくてはなりません。
- 地道に営業をかけて足で稼ぐ
- 紙面や媒体を活用して広告を打つ
- webを活用して集客する
など、自分のビジネスに合った集客方法を考えておきましょう。
起業後のスムーズな顧客獲得のために!事前にある程度戦略を練ろう!準備を疎かにすれば失敗の確率が上がる!段取りをしっかり行って確実な準備を!
- 自分が「なぜ起業したいのか」を明確にする
- ビジネスプランの醸成
- 魅力ある商品・サービス作り
- 具体的な資金計画の作成
- 顧客獲得のための戦略
自分の夢を叶えるためにも、失敗はしたくないもの。
起業は決してゴールではなく、新たなスタートとなる節目になります。
しっかり準備して、「成功する起業」を始めましょう!
コメントを残す