前回の記事は「応募書類の作成」に絞ったコチラになります。
これでバッチリ!地域おこし協力隊に応募するための書類作りについて!そして今回の記事は、一次選考が通った次の段階…二次選考すなわち、
面接に備えた対策はどうすればいいのか
ということについてまとめていきたいと思います!
基本的には書類選考で落ちることはそうそうないハズなので、対策の本腰を入れるのは面接から、という感じですね。
私が実際に聞かれたことや、逆に聞かれなかったことなどをまとめています!
- 地域おこし協力隊に応募を検討している人
- 実際に応募をした人
- 一次選考合格の通知を受けた人
私は「転職のための面接対策」みたいな書籍も買って対策してたんですが、ちょっとやりすぎだったみたいで全然活かせませんでした(笑)
もくじ
まず、面接官は5人!役場担当者2名が同席し、7対1での面接に!
私は事前相談にも行っていたので、
事前相談は行けたら行っとこ!納得して地域おこし協力隊になるために!その時に顔を覚えていた役場担当者がいてちょっとホッとしました。
面接会場は自治体のJR中心駅に併設された公共施設内の会議室でした。朝9:30からというお早い時間帯でしたが、駅近ということもあり問題なく到着。
基本的に、面接は応募した自治体の役場会議室や公共施設の一室を使用しての面接となるでしょう。
対する面接官は5人。
起業型の募集で、かつビジネスプランのプレゼンも予定されていたため、
- 地域有力企業の代表者が3名
- そして観光協会のトップが1名
- 商工会の会長が1名
という布陣でした。
「時間前ですが、モニターとPCをつないだり、準備のために先に会場に入りますか」と誘導され、結局そのまま時間前にスタートしてしまったりしました。
マジか(笑)
人格、性格…その人が地域とどういう風に関わっていけるかを確認する感じの面接!
そんなこんなでぬるりと始まってしまった面接ですが、そんなに難しい意地悪な質問等はなく、応募用紙に記載してる内容からの質問だったり、家族構成に対する質問だったり、そういった内容を重点的に聞かれました。
よく面接対策本にある
- 自己PRをしてください
- あなたの長所or短所は
- 成功体験、失敗経験は
- 座右の銘は
- 最近気になるニュースは
- アルバイト経験は
- 将来の夢は
- 自分の性格について
- 〇年後の自分はどうなっていたいか
- 最近読んだ本は
- ボランティア経験は
なんていう一般的に聞かれそうなことを、一切聞かれず終わりました(笑)
でも聞かれないとも限らないので、一応対策としてさらっておくことをオススメします。
実際された質問事項はこんな感じでした
実際に私が質問された内容は下記の通り。
順番もだいたいこの通りでした。
- 最初に自己紹介をお願いします
- 「この自治体でなければならない理由」が薄いように感じる
- 観光協会のホームページの出来はどう見えたか、改善するとしたらどうするか
- 他の地域の地域おこし協力隊として活動するつもりはあるか
- この選考でダメだった場合はよそで働くのか
- 再募集をかけるつもりもあるけど待てるか
- 子供を抱えての移住に何か不安は無いか
- 奥さんは働く予定はないのか
- 現在住んでいる地域で事業を成功させるための繋ぎでしかないのではないか
- この地域に決めた理由
- 家族(親兄弟)構成は、反対はないか
- あなたなりの子育てへのこだわりはあるか
というような、あくまでも採用した場合のことを想定した質問が続きました。
一発目に「この自治体でなければならない理由が薄いように感じる」と言われた時は、なかなかドスンと来た覚えがあります…
確かに、やろうとしていた活動自体が「地域事業者のホームページ整備や販促物制作の提案」と、どの自治体でもやれそうな内容だったのでした。
なので、妻がこの地域の出身だったことや、そのつながりで私自身も交友関係のある地域だから~…と釈明しました。我ながらナイス回避…!
今回の募集は1人のみの採用だったのですが、応募者数は2人。
その関係からか、④と⑤の落選した場合の質問があったのかなと思いました。
ここで「はい!再募集まで待てます!」と言うと絶対後回しにされると思ったので「不採用だった場合は、隣の○○町の募集へ応募したり、現在住んでいる地域企業へ就職することを考えています!」と言い切りました。
(この時点ではフリーランスだったので…)
あとは⑧もなかなかダメージを負う質問でしたね…これに関してはやりたいことの概要をしっかり説明し、地域との長期的な関係性を構築する必要があることから定住するための活動になります!と力を込めて説明し、納得してもらいました。
と言う感じでまとめると、基本的には応募用紙から確認したくなる質問と、実際に採用された時の将来性の話、不採用時に他へ行ったりする可能性、家庭環境についての簡単なヒアリング…といった内容でしたね。
ここまででだいたい20分ほど要しています。
その後に事業プランのプレゼンテーションを実施して、再度質疑応答…
私が応募したのは起業型だったため、応募段階で提出した事業プランについてプレゼンテーションを実施しました。これが20分くらい。
そして、その事業案も含めての質疑応答…
実質第二ラウンドが始まりました!
その時に聞かれた内容が下記の通り。
こちらも質問順に並んでます。
- もう少し単価設定を改めてはどうか(安すぎないか?)
- あまり安いと逆に警戒される感じも出る
- 今やろうとしているのはただの価格破壊では?
- 契約件数が増加してきた場合、一人で回せるのか
- 安定した経営にするためにはある程度高単価でなければ…
- 事業について実際に話を聴いて相談できるような人はいるか
- 地域内の経済圏が重要になってきている感もあるがどう思うか
- 宅建を取得したのは事業に絡めるつもりがあるのか
- マーケティングについての実力、経験はどの程度あるか
- 前職はかなり魅力的な企業だったようだが退職して後悔はないのか
- プレゼンとしては十分よくできていた
- 地域に足りていなかった人材であるため是非来てほしいところ
私が提案したのは「制作費を取らない月額契約式(サブスク)のホームページ制作」だったため、イニシャルコストが発生しないというビジネスモデル。
そこを地域おこし協力隊としての待遇で賄って契約件数を増やし、任期終了後は十分に生活できる収入基盤が出来上がる…という計画でした。
それに対し、やはり相場から格安の、タダ同然といっていい料金設定だったために価格についての質問…というかアドバイスがメチャクチャ来ました。
正直、価格設定については決めあぐねていたところだったので、「採用された場合にはぜひご意見を頂戴し、適切な設定ができればと思っています」的なことを言って回避しました。だってめっちゃ噛みつかれるんだもん…
(確かに、ビジネスで値下げすることによるメリットは基本的にはひとつもない)
まあ、採用された場合はこの地域で事業を行い、軌道に乗らなければ結局定住も怪しくなるわけなので、この地域で事業を回している諸先輩からしたら心配でたまらないのでしょう…ありがたいアドバイスです。
他にも、取得資格である宅地建物取引士、通称「宅建」の取得理由を聞かれたりもしましたが「事業失敗時に再就職しやすくするための滑り止めです!」と言ってのけたり、マーケティングについては正直、現状あんまり自信がありませんので、やってみてから学んでいくところです!とかぶっちゃけたりしました。
これで30分ほど。
トータルで1時間弱の、息の長い面接となりました。
全体的に、圧迫面接なんかではなくて、常識的な範囲内の大人な雰囲気の面接でした。
【まとめ】面接ではやはり、定住可能性を確認されている!対策できるならやっといて損はなし!
面接全体を通しての感覚としては、やはり「定住できるかどうか」を見極められている印象を受けました。
起業型だったこともあって「持続性のあるビジネスモデルなのか」という部分に焦点を当てられた気配もありますが、基本的にはやはり「定住するに足る人物か」を品定めされるのが、地域おこし協力隊の面接だと思います。
一般企業に転職するイメージで対策していたのに、全く聞かれないことも多々あったりしましたが、一応面接対策をしていてよかったなと実感しました。
自己分析や提出書類の見直し…質問されるであろうことを想像してしっかり対策を練って臨みましょう!
他にも外部のブログですが、島根の地域おこし協力隊に応募した方が、同じタイミングで面接した5人がそれぞれ聞かれたことをまとめた記事を見て参考にしたりしました。
一応リンクを貼っておきますね!
ということで、私の面接経験をまとめた記事でした!
参考になりましたら幸いです!
合格発表まで待てないよ~!通知までの目安っていつ頃!?
と気になるアナタはこちらの記事がおススメです!
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